2010年1月、2月、3月分の日記です
2010年1月1日
白山神社
新年明けましておめでとうございます。地元の白山神社に初詣に行きました。近所のおじいちゃんの話によると、 この神社に祭られているのは女性の神様で、その名が示す通り新潟の白山神社とは姉妹関係にあり、たいそう面食いでイケメンのお願いは聞いてくれますが、 そうではない男のお願いはダメなのだそうです。そういうわけで私はイケメンではないので、おさい銭をちょっと奮発しておきました(笑)

2010年1月9日
さいの神
今日は毎年恒例の「さいの神」の日。「さいの神」は中越地域では小正月の行事として代表的なもので、私の住む地域でも公民館行事として毎年行われています。 夕暮れがせまる頃、白山神社で祝詞をあげてもらい、子供たちが持つ松明に火を移し、各町内をねり歩く松明行進で行事は始まります。 あたりが夕闇に包まれる頃、松明行進は児童公園に集まり、松明の灯りで「さいの神」に点火。勢いよく燃え上がる火柱に一年間の無病息災を祈ります。 写真は火が入る前の「さいの神」です。「さいの神」の炎で餅やスルメを焼いて食べると一年間風邪をひかないと言われています。また、書き初めを 燃やすと字がうまくなると言われています。

2010年1月14日
駐車場を埋めた大雪
今日未明より降り続く雪は今年一番の大雪になりました。天気予報によると今週いっぱいは降り続く見込みであるとのこと。 こんな時に限って消雪井戸の水位がまた下がり、駐車場の雪が消せない状態になってしまいました。まさに「泣きっ面に蜂」です。 そういうわけで本日は臨時休診。開業以来、大雪で休診したのは初めてです。明日の依頼されていた新潟大学医学部の生命倫理の講義も残念ながらキャンセル。 代わりに地元の建設業者に電話を入れ除雪の依頼をしましたが、この時期は依頼が殺到しているようで返事がまだありません。 なんとかなるといいのですが。

2010年1月15日
新潟大学医学部赤門
朝のうちに除雪のメドをつけて、知己の医師より依頼された新潟大学医学部の生命倫理の講義に出席してきました。 私は今回で4回目の参加になります。内容は講師による講義の後、医学部4年生、約90名を10名程度のスモールグループに分け、これに私も参加して テーマに沿ったブレーンストーミングを行うというものです。私のグループに与えられたテーマは「チーム医療」。チーム医療のイメージから医師の役割、 責任という流れで討論をしていき「なぜ、チームなのに医師だけが責任を負わなければならないのか?」という、学生の発言で一番盛り上がりました。 私はここを掘り下げていきたいと考えましたが、タイムアップで終了。それでもいい討論になったと思います。

2010年1月24日
ONU
今月22日より、やっと私の住む地域にも光通信ができる環境が整い、さっそく工事をやってもらい本日開通となりました。 思えば、私がコンピュータを使って通信を始めたのは17年以上前、当時はまだパソコン通信で、電話料金を気にしながら2400bps/sの アナログモデムで、夜な夜なピーガガガッとやっていました。それでも私が書いた文章に顔も知らない日本中の誰かがコメントをつけてくれたことに 大いに感動し、パソコンや通信技術のことについて教えてもらっていた方が、実は、まったく目の見えない方だった時には本当におどろきました。 技術の進歩はすばらしいですが、私のアタマも、もう少し進歩しないものかと思う今日この頃です(笑)

2010年2月9日
診察券
本日より診察券が新しくなりました。開業以来、これで三代目の診察券になります。前回は高齢の患者さんのことを考えて、 少し大きめなサイズにしましたが、財布やカードケースにに入りにくいと不評だったので元に戻しました。思えば、開業以来3000枚以上の診察券を 発行していることになり、三千の人生とかかわりを持てたことになります。これは幸せなことだと実感しています。これからも少しでも地域の 皆様のお役に立てるように、明日は新潟済生会第二病院の勉強会に行ってきます。あっ、それから皆さん月に一度は保険証を見せて下さいね。

2010年2月10日
スライド
済生会新潟第二病院眼科勉強会に行って来ました。今回は「ロービジョンケアの臨床から」という演題で、 杏林大学附属病院眼科(杏林アイセンター)ロービジョン外来に勤務されている視能訓練士さんの講演でした。ロービジョンケア自体が 一般国民に認知されているとは言い難く、また、健康保険適用外診療ということで施設によって提供されるサービスに統一されたものがない現状で、 眼科医療と福祉をつなぐ役割のシステム化という点で、プロトタイプとも呼べる杏林大学ロービジョンルームの現状と取り組み、今後の課題を臨床例を 交えながら話していただきました。私からみると異分野で「あなたが、そんなことを聞いて役に立つの?」と思われるかも知れませんが、 医療の根源にかかわる考え方は共通しており、優れた人がさらに努力していることを知ることは、医療の世界で食べていく私にとっては、 とても重要なことなのです。

2010年2月18日
ハンバーグセット
写真は長岡駅前のビアグリル、リベロさんのランチメニュー、「ハンバーグセット」です。デミグラスソースが たっぷりかかった大きなハンバーグにコーンポタージュスープ、サラダ、ごはんにコーヒーが付いて980円。ひとりの時はいつも「きつねうどん」 くらいで済ませてしまうのですが、今日は知り合いの先生からごちそうしていただきました。このお店は基本的にはイタリアンレストランなので、 パスタも美味しいです。

2010年2月23日
梅のつぼみ
いつも、お昼休みを利用して往診しています。今週は太陽も顔をのぞかせ気温も連日10度を超え暖かく、 往診も楽になりました。往診先のお宅の梅の木を見上げると、つぼみもだいぶふくらんで、春はそこまで来ているようです。

2010年2月27日
ロックドット
患者さんから頼まれて、視覚障害のある高齢で一人暮らしの方のために、テレビのリモコンのチャンネルボタンが 触って分かるように、ロックドットと呼ばれる小さな突起を付けてあげました。ボタンよりもロックドットの方が少し大きく、 そのままだとはみ出してしまうので、端を少し切り取り、瞬間接着剤で固定しました。たまには、こんな頼まれ事もあります。 テレビのリモコンの治療は保険外診療になりますが無料です。(笑)

2010年3月2日
ギプスカッター
私たちが診療で使う器具のうち、患者さんが恐怖感を持つものの一つにギプスカッターがあります。 確かに見た目は電気ノコギリそのまんまなんですが、実は、この丸い刃は回転しているわけではなく、上下に振動しているだけなんです。 なのでギプスを切るときに皮膚まで切ってしまうようなことは熟練した先生であれば、まずありませんので安心して下さい。ギプス自体も昔と違い軽く て丈夫な素材になっていますので、患者さんの負担も少なくなっています。

2010年3月8日
バスタオルホットパック
今日は家庭でできる温熱療法を紹介します。まず、バスタオルを1枚用意します。これを細長く折り、 端を少しずらしながらクルクル巻いていきます。この時なるべく固く巻くのがコツです。そうすると写真のような形になりますので、 くぼんだ側を上にして、ここに熱湯を少しずつ注ぎます。表面までお湯がしみ込んで温かく感じたら、腰や首、肩などに軽く押しつけて優しく動かします。 熱湯を使いますのでヤケドには気をつけて下さいね。

2010年3月13日
ミニバラ
写真はさっき原信から買ってきたミニバラです。なるべく受付には花を飾るようにしています。ところで、 みなさんは自分の手の指のなかで、どの指が一番好きでしょうか?実はこれは心理テストで性格がわかるのだそうです。親指は力強い性格の人、 人差し指はリーダーシップのある人、中指は目立ちたかりな人、薬指は癒し系の人、小指は可愛らしい性格の人となっています。 ちなみに私は小指でした(笑)以上、BSNラジオの受け売りでした。

2010年3月16日
単行本
香山リカさんと勝間和代さんの討論をまとめた「勝間さん、努力で幸せになれますか」というタイトルの本を読みました。 私は香山さんのファンで著書はほとんど読んでいます。努力しなければ幸せになれないの?と聞かれて、みなさんはなんと答えますか? 簡単なようで難しい問いかけです。

2010年3月17日
アルミ杖
脳血管障害になって軽度の麻痺がある患者さんの歩行の安定性を確保するのに杖は有効な方法で、 処方してさしあげることがあります。写真はアルミ製で先端のゴムキャップをより滑りにくい形状のものに変えたオーダー品です。 私は患者さんに杖の使い方の練習を少ししていただいて、その方にあった形状、長さを決めています。

2010年3月18日
たいやき
写真は「小千谷しろう庵」さんの「たいやき」です。見てのとおり皮は薄くパリパリで、小倉あんは、 ほどよい甘みで美味しいです。ひとつ110円です。しろう庵さんではこのほか、ジャーマンポテトたいやき、黒豆たいやき、 いちごたいやきなどの変わり種たいやきもあります。なんだか、たいやき屋さんやパン屋さんの匂いって幸せの香りがして、 ついつい買ってしまいます(笑)

2010年3月25日
スポーツテーピング
スポーツ時の怪我の予防、怪我の治療にテーピングは欠かせません。テーピングは目的によりテープの素材、 巻き方が変わります。写真は20代の女性で、ハイヒールで階段を降りていて一段踏み外し捻挫をした足首の関節にテーピングをした様子です。 伸縮性のないテープでクローズドバスケットウェーブ、ヒールロックというテクニックが使われています。

2010年3月27日
自分をデフレ化しない方法
勝間和代さんの「自分をデフレ化しない方法」という本を読みました。デフレに対する個人の生活防衛術なのかと思って ページをめくりましたが、むしろ勝間さんの本業である経済評論という視点からデフレの解説と、そこから回復するための論説でマクロ経済学をやさしく 解説した内容でした。勝間さんの特徴でもある自己啓発的な部分もほとんどなく、もしかしたら、香山リカさんとの対談の影響があるのかも知れないと 思いました。作家の命は文体であるといいますが、どちらかというと勝間さんのほうが論理的な文章であるにもかかわらず、やさしいお母さん的なものを 感じるし、香山さんはお医者さん独特の冷たさのようなものを感じます。若い女性が勝間さんにハマる理由は、このあたりにもあるような気がします。

2010年3月28日
チョコレートパフェ
みなさん、甘いものは好きでしょうか?長岡の片田舎で育った私にとってチョコパフェは夢のような食べ物で、 それは今でも変わりません。今日は新潟市で研修会の帰り、新潟グランドホテルにあるスパークルというお店で何年かぶりにチョコパフェを食べてきました。 バニラアイスとチョコアイス、生クリーム、チョコレートソース、コーンフレークの組み合わせはオーソドックスなチョコパフェでしたが、 残念ながら使われている材料が高級過ぎて私の好きなチョコパフェではありませんでした。値段も税込925円は高すぎだと思いました。 私の食べたいチョコパフェは、まず、本物の生クリームではなくインチキクリーム、インチキチョコレートソース、アイスも100円のカップアイスと 同じようなもの、コーンフレークは一番底にあるだけで、デコレーションにはサクランボ、みかんの缶詰にバナナが刺さっているというイメージです。どなたか、こんなパフェを出している お店をご存じでしたら教えて下さい。

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