日常のささいなことを綴った不定期更新の日記です
2025年4月13日 日曜日

ジェームズハウェズ監督作品「アマチュア」を観ました。原作はロバートリテルの同名小説です。
いわゆるスパイアクションの主人公には、ジェイソンボーンのように知力と戦闘能力に長けた者もいれば、ジェームズボンドやイーサンハントのように、歴史と伝統を築き上げスパイの代名詞のようなヒーローもいます。しかし、本作の主人公チャーリーヘラーはCIA職員ではあるけれども、暗殺はおろか現場での諜報活動は経験がなく、銃もナイフも格闘技もまったくの素人(アマチュア)。そんな彼の武器は、IQ170の頭脳と情報分析官としての経験、それにITスキル。
ストーリーはオーソドックスな復讐劇で、伏線も伏線とわかってしまう展開。派手な殴り合い、銃撃戦もカースタント、ワイヤーアクションもない本作の見どころは、非力な男が自分にできることだけで敵に立ち向かう健気さです。長らく続いてきた「強さ」の概念から離れ、「弱さ」がむしろ魅力になっている。そんな新たなヒーローを感じました。
主人公は、内気な性格で愛妻家のチャーリーヘラー。彼はCIA本部でサイバー捜査、情報分析官として働いています。ラングレー郊外の広い庭付きの家で美しく優しい妻、サラと平穏な日々を過ごしていましたが、ある日、サラがロンドンで無差別テロ事件に巻き込まれ殺されたことで、彼の人生は様変わりします。
テロリストへの復讐を決意したチャーリーは、上司の不正を発見し、これをネタにCIA教官ヘンダーソンによる短期特訓を取り付け、なんとかエージェントとしての基礎訓練を受けることに成功します。しかし、教官であるヘンダーソンに「お前に人は殺せない」と諭されてしまいます。職場であるCIAの協力も得られない中、チャーリーは彼ならではの方法でテロリストたちを追い詰めていきますが、サラが殺された事件の裏には驚くべき陰謀が潜んでいました・・・。
原作は今から約40年前に書かれたものであるため、米ソ冷戦下という背景がない現代という時代設定では物語の底を流れる緊張感がなく、スパイ映画の面白さが半減していたように思いました。ただ、テロ事件が発生したロンドンからパリ、そしてイスタンブール、マドリッド、モスクワとヨーロッパ全土をチャーリーがめぐる中で、複雑に絡み合った諜報機関やテロリストの思惑が明かされていく国際的な陰謀をめぐるサスペンスとしては面白かったです。
いわゆるスパイアクションの主人公には、ジェイソンボーンのように知力と戦闘能力に長けた者もいれば、ジェームズボンドやイーサンハントのように、歴史と伝統を築き上げスパイの代名詞のようなヒーローもいます。しかし、本作の主人公チャーリーヘラーはCIA職員ではあるけれども、暗殺はおろか現場での諜報活動は経験がなく、銃もナイフも格闘技もまったくの素人(アマチュア)。そんな彼の武器は、IQ170の頭脳と情報分析官としての経験、それにITスキル。
ストーリーはオーソドックスな復讐劇で、伏線も伏線とわかってしまう展開。派手な殴り合い、銃撃戦もカースタント、ワイヤーアクションもない本作の見どころは、非力な男が自分にできることだけで敵に立ち向かう健気さです。長らく続いてきた「強さ」の概念から離れ、「弱さ」がむしろ魅力になっている。そんな新たなヒーローを感じました。
主人公は、内気な性格で愛妻家のチャーリーヘラー。彼はCIA本部でサイバー捜査、情報分析官として働いています。ラングレー郊外の広い庭付きの家で美しく優しい妻、サラと平穏な日々を過ごしていましたが、ある日、サラがロンドンで無差別テロ事件に巻き込まれ殺されたことで、彼の人生は様変わりします。
テロリストへの復讐を決意したチャーリーは、上司の不正を発見し、これをネタにCIA教官ヘンダーソンによる短期特訓を取り付け、なんとかエージェントとしての基礎訓練を受けることに成功します。しかし、教官であるヘンダーソンに「お前に人は殺せない」と諭されてしまいます。職場であるCIAの協力も得られない中、チャーリーは彼ならではの方法でテロリストたちを追い詰めていきますが、サラが殺された事件の裏には驚くべき陰謀が潜んでいました・・・。
原作は今から約40年前に書かれたものであるため、米ソ冷戦下という背景がない現代という時代設定では物語の底を流れる緊張感がなく、スパイ映画の面白さが半減していたように思いました。ただ、テロ事件が発生したロンドンからパリ、そしてイスタンブール、マドリッド、モスクワとヨーロッパ全土をチャーリーがめぐる中で、複雑に絡み合った諜報機関やテロリストの思惑が明かされていく国際的な陰謀をめぐるサスペンスとしては面白かったです。