日常のささいなことを綴った不定期更新の日記です
2017年8月19日 土曜日
日本会議の正体の表紙
元共同通信社記者でジャーナリストの青木理さんの著書「日本会議の正体」を読みました。
現政権(第3次安倍内閣)とも密接な関係を持ち、憲法改正などを掲げて政治運動を展開する、自民党のバック団体にして日本最大の右派組織である「日本会議」(にっぽんかいぎ)。本書は、その成り立ちと活動の歴史、現在の活動状況を関係者の証言を軸にまとめたルポルタージュです。
ざっくり説明すると日本会議とは、戦前より続く右派系の新興宗教「生長の家」、神社本庁(神道)を中心とした宗教団体で構成された「日本を守る会」と、右派系の学者や文化人、政治家、財界人などで構成された「日本を守る国民会議」という二つの組織が1997年に合併する形で生まれた宗教右派組織です。
日本会議が主張することは、
1.皇室中心の日本(国民主権の否定)
2.新憲法制定(改憲を含む)
3.伝統的家族感の実現
4.国防の充実
5.誤った歴史観の修正
に集約され、まるで戦前に戻るかのような復古的で国粋主義とさえいえる内容です。これが安倍総理の掲げる「美しい国」だとすれば違和感を感じます。
日本会議は右派系の学者や財界人、文化人らのそうそうたる面々が役員に名を連ねており、ロビー団体としての源を明確に示していますが、その活動に呼応して中央政界でその政策実現に尽力する日本会議国会議員懇談会に第3次安倍内閣の閣僚の65%が所属し、首相側近である官邸スタッフほぼ全員が所属しています。また、明治神宮、伊勢神宮に代表される全国の神社を統括する神社本庁から資金面で、また憲法改正における署名運動などでも強力な下支えを受けて、その活動は地方議会まで浸透しています。
日本が進むべき道を誤らないために、私たち市民が主体的に考える習慣を持たないといけないと、本書を読んで改めて思いました。

2017年8月15日 火曜日
転倒予防指導士認定証
日本転倒予防学会の転倒予防指導士に認定されました。
要介護状態となる原因は上位から、脳卒中、認知症、フレイル(衰弱)、骨折となっています。これらをできる限り予防することが健康寿命を延ばすことにつながるわけですが、適切な介入、支援を行うことにより生活機能の維持、向上が可能なことが疫学的研究から明らかになっています。
転倒予防指導士は生活環境のアドバイスや運動療法を通して転倒による骨折を予防することを主な使命として、医療、介護のスペシャリストと共に活動します。学会活動としては年1回の学術集会、単位制の生涯教育を実施しており、2019年には朱鷺メッセにおいて立川メディカルセンターの立川厚太郎先生を会長に学術集会を開催します。

2017年8月10日 木曜日
レモンかき氷と炭酸水で作ったレモンスカッシュ
今年の5月くらいから放送されていた、蚊取り線香で有名な金鳥のラジオCMが絶賛されて話題になりましたが、私も番組本編より気になるくらい楽しみにしていました。
中学生の男の子と女の子の会話をラジオドラマ風のストーリー仕立てにしたもので、田舎の夏の情景と淡い恋心がノスタルジックに胸に迫り、遥か遠くに忘れてきた感情を思いださせてくれるようでした。
写真は、コンビニなどで売っている、かき氷「サクレ」をコップに移し、そこに冷やした炭酸水を注いで作ったレモンスカッシュです。遠い夏の日の味がします。

2017年8月6日 日曜日
グラフィックボード
1ヶ月くらい前から自作PCの調子が悪く、電源を入れOSが起動する前、POSTの段階で再起動を繰り返すようになりました。ただ、毎回というわけでないところが悩ましく、CMOSをクリアしたりしてみましたがダメで、どうもビデオシーケンスプロセスでエラーになるようなのでグラフィックボードを交換することにしました。
GPUにNVDIA GEFORCE GT730を載せた玄人志向のグラフィックボード、6,440円を購入しました。補助電源が要らないタイプです。
結果は思った通りで元に戻ってくれました。

2017年7月30日 日曜日
京都タワーからの夜景
学会で京都に行って来ました。
今回は認定試験だったのですが日本全国各地から医師、看護師、理学療法士など83名が集まりました。
グループワークで親しくなった人たちに聞いてみると、参加経費は自腹だという人が多いことに驚きました。かつては病院が負担することが当たり前でしたが、病院経営も厳しい時代になったということでしょう。
そういう状況下にあっても、より質の高い医療を提供するべく頑張っている看護師さんの話など聞いていると本当に頭が下がります。試験に先立った研修の冒頭、代表で東京大学の先生が「お互いに先生という敬称を付けるをやめ、さん付けにしましょう」と提案されたことにも感動しましたが、こういう志の人の輪に加えていただいて本当に幸せです。
そういうわけで、今回は認定試験を受けることが目的だったので観光は一切なしでした。それでも折角の京都なので地元の医師に聞いてみたら「それじゃ、京都タワーでも行ってみたら」と言われ、市営地下鉄烏丸線で京都駅まで戻って京都の夜景と夕食を楽しみました。

2017年7月23日 日曜日
血管年齢測定器
アピタ長岡店の2階、ユニクロの前にある血管年齢測定器を使ってみました。血管推定年齢と動脈硬化の傾向を測定するというもので、原理的には加速度脈波を使って、末梢血管の柔軟性を光学的に測定するものだと思われます。
使い方は、お金(200円)を入れ、年齢と性別を入力し、右手人差し指をセンサーに差し込むだけです。数十秒で結果がディスプレイに表示され、同時にプリントアウトされます。
果たして、末梢血管循環機能は実年齢に比べて10才ほど若く、良好であるという判定でした。
まぁ、精度がどのくらいか疑問ですが動脈硬化と糖尿病、虚血性疾患、高血圧、脳血管疾患が関係があることを知ってもらって、健康に関心を持つ機会を作るという意味で有意義なのだろうと思います。

2017年7月20日 木曜日
続・下流老人の表紙
2017年7月18日、内閣府の公的年金有識者検討会において、元気な高齢者を支援するという観点から、公的年金の繰り下げ支給の幅を広げる可能性について、75才を超えてもいいのではないかという議論があったようです。
この検討会は年金の制度作りを担う会議ではないため、ただちに実現するものではありません。しかし、公的年金の支給年齢引き上げを視野に入れた政策の方向性を示しているわけで、老後の厳しさを考えると気が重くなるのは私だけはないでしょう。
さて、貧困に苦しむ高齢者を「下流老人」という言葉で可視化し、些細なきっかけで誰もが貧困に陥る可能性があるという事実と、現代の社会保障システムのもろさを緻密なデータと現場取材から読み解いたレポート「下流老人」の第2報となる、藤田孝典さんの著書「続・下流老人」を読みました。
「高齢期の労働と貧困」というテーマで、老後も働くことで何とか生活を維持している高齢者の実態から見えてくる、老いてもなお働き続けなければならない理由と、すべての貧困問題の解決に向けた筋道を考える内容となっています。
マスコミは貧困問題を高齢者、障害者、子供、シングルマザー、女性など、それぞれ個別に取り上げていることが多いと思いますが、本書を読むと実はそれらは相互リンクしており、自己責任論で片づけることができない社会システムの歪みが根底にあることがわかります。
社会保障を語る時にセットになる財源問題についても言及しており、若者と老人、健常者と障害者など、得する人と損する人に分断するような現在の納税と再分配システムを、誰もが受益者となるような共存型再分配システムにすれば不公平感無しに格差が是正されて貧困を減らせるという考え方に共感しました。

2017年7月16日 日曜日
しろう庵の「冷やしたい焼き」
長岡駅東口にある「しろう庵」さんの「冷やしたい焼き」を食べてみました。
冷たくモチモチした皮にホイップクリームとこしあんが包まれており、通常のものと比べると大きさも4分の3ほどで小さく、個別に包装されています。1個160円です。
好みもあるでしょうが、通常のものを冷蔵庫で冷やして、「冷やしたたい焼き」にして食べるほうが私は美味しいと思います。

2017年7月15日 土曜日
NHKテキスト維摩経の表紙
6月の読書バラエティ番組「100分de名著」は「維摩経」でした。
維摩経は般若心経と同じく大乗仏教の代表的な経典で、今、ここにある苦しみから解放されるためにはどうすればよいかを説いています。
大乗仏教の根本原理である「空」「縁起」を普段の生活に生かす方法について具体例を挙げながらの解説はわかりやすく、現在の成熟社会、格差社会をどう生きたらいいか、沢山のヒントがありました。
私たちは、他人に迷惑をかけない限りは何をやってもかまわない、また、迷惑はかけてほしくないと、当たり前のように思っています。こうした自己決定社会では、人は老いたり障害があったりすると孤立しがちになります。だからこそ、意識的にコミュニティへ参加しながら暮らしていく心がけが大切になります。あらゆる存在や現象は関係性で成り立っているという縁起の思想の実践です。しかし、一度関わったコミュニティにしがみつくのもよくありません。一度結んだ関係性をすんなり手放せる「こだわりのなさ」が大事になってきます。縁があればつながり、なければ離れる。これが空の思想の実践です。
私にとって仏教は信仰ではなく学びであり、苦しみから解放されるには、こだわりや執着を手放すことだと仏教の経典は教えてくれます。ただ、それを実践することの難しさを痛感する日々です。

2017年7月10日 月曜日
「挫折を経て猫は丸くなった」の表紙
ラジオが好きで、文化放送の「大竹まことのゴールデンラジオ」をポッドキャストで聞いています。
日替わりで担当が代わる「大竹紳士交遊録」のコーナーで漫画家の天久聖一(あまひさ まさかず)さんが「書き出し小説」なる新たな文芸?を創造して楽しんでいることを紹介されていたのを聞いて、これくらい敷居を下げれば、読み手から書き手に誰でもなれるし、言葉ゲームとしても面白いと思いました。
書き出し小説とは文字通り、1行だけ、書き出しだけで成立した極めて短い文芸スタイルで、特にルールを設けない自由部門とテーマに沿った規定部門があります。本書「挫折を経て猫は丸くなった」はプロの書き手ではない人が書いた416個の書き出し小説を集めたものです。
書き出しだけなので当然のことながら続きは読者が想像することになるわけで、そこが妙味というわけです。
なにかのサークルとかで、無記名の作品を持ち寄って読んで、書き出しの後の展開や感想などをみんなでしゃべって、最後に書き手は誰かを発表するのも面白いと思います。
今、思いついたものを書いてみます。
・暑そうに前を歩いていたカラスが話しかけてきた。
・「95番の方」が自分だと気づくまでにしばらくかかった。
・氷小豆だけは私より早く食べ終えるメグミ。

2017年7月2日 日曜日
映画「昼顔」チラシ
西谷弘監督作品「昼顔」を観ました。
本作は2014年放送のドラマ「昼顔、平日午後3時の恋人たち」の続編となっています。ドラマでは重要な役回りだった吉瀬美智子さんも当然出演していると思い楽しみにしていたのにスクリーンに彼女の姿はなく、がっかりしました。
「不倫」といえば連想するのは「失楽園」ですが、本作は脚本を女性が書いており「梅は正妻、桜は愛人。梅の堅実さを尊敬しながらも、妖しく、はかない桜に男はひかれる」という渡辺淳一さんのそれとは趣が違って、背徳がゆえに狂おしく甘味が増していく関係性だけでない、二人の周囲で確実に不幸になっていく人をリアルに描いているところが女性目線であると感じました。ただ、両夫婦には子供がいないという設定は同じで、映画と現実の折り合いをつける条件なのかと感じました。
恋愛がドラマになるのは何か障害がなければならず「不倫」も使い古されたシュチエーションではあるものの、何度も描かれるのは誰もが潜在的に「不倫」に対して欲求があるからかも知れないと思います。
印象に残ったのは、主人公が必死に駅のプラットホームを這い上がり、新たな希望を予感させるラストシーンでした。「失楽園」と最大の違いはここで、女性の強さを表現していたと思います。
女性週刊誌のアンケートでは20代から40代の妻の3割が婚外恋愛の経験があると答えていますが「不倫」は文化なのでしょうか。

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